《MUMEI》

「明日は来てくれるといいよね──」

「うん‥、でも」

「想ってれば来てくれるよ? きっと」

「ぇ‥」

「あたしはそう思うけどな──」

「‥菜摘‥?」

「たまにはいい事言うでしょ♪」

「──いつも」

「?」

「いつもやよ」

「ん〜? そうかなぁ」

「うん」

ホンマに菜摘はええ事言うてくれる。

アドバイスくれたり

励ましてくれたり──。

「じゃ、また明日ね♪」

「ぁ‥、うん、バイバイ」

菜摘に手を振って団地に入る。

夕焼けの空を見上げて──

明日は何かええ事あるような気ぃした。

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