《MUMEI》 「明日は来てくれるといいよね──」 「うん‥、でも」 「想ってれば来てくれるよ? きっと」 「ぇ‥」 「あたしはそう思うけどな──」 「‥菜摘‥?」 「たまにはいい事言うでしょ♪」 「──いつも」 「?」 「いつもやよ」 「ん〜? そうかなぁ」 「うん」 ホンマに菜摘はええ事言うてくれる。 アドバイスくれたり 励ましてくれたり──。 「じゃ、また明日ね♪」 「ぁ‥、うん、バイバイ」 菜摘に手を振って団地に入る。 夕焼けの空を見上げて── 明日は何かええ事あるような気ぃした。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |