《MUMEI》

俺はマンガ喫茶から出た


暫く歩いて、一人のおっさんに的を絞った



「おじさん♪俺を買ってくれない?」

おどおどとして、周りを見た後、俺の腕を力強く引っ張った

「いたっ…おじさん痛い…」



おっさんはどんどん進む
昨日のように人気がなくなってきた…

「お、おじさん?」

昨日のように、透さんみたく居酒屋に行くのならいいけど…


おっさんはニヤッと嫌な笑いを浮かべた…

「あのっ俺、いたっ」


おっさんは俺の腕を折る勢いで力を強くした

「いたいって…放せよっ」

おっさんは聞く耳もたずで歩き進む…

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