《MUMEI》 「──小坂、あの‥さ‥」 「?」 「教えてくれる‥?」 「ぇ」 「お菓子とか、作り方‥知らないから」 「ぁ‥うん、ほな後で図書室行って調べてみよか」 そう言うたら── 新木は嬉しそうにちょっとだけ笑うて頷いた。 「ありがとう」 その言葉にドキッとするんを隠せへんでいると‥‥ 菜摘がウチらの背中を押してきた。 「調べるなら早い方がいいよ〜♪」 「ぇ、菜摘‥?」 ウチが振り向いたら‥ 菜摘は意味ありげにニッコリ笑うた。 前へ |次へ |
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