《MUMEI》

千秋様は僕を連れて出ていく。


何故か、千守さんは伸びた僕の前髪を欲しがった。
……何に使いたいかは詮索しないようにする。

千秋様は僕を体育館の裏の倉庫に放る。



「……命令に背いたな。」

まさか……千秋様は怒ってしまわれた?








「千秋様……僕、千秋様が大好きです。」

好きです、大好きです。


「いつも、いつも、いつも愚民のお前は余計な事をする、口で言っても分からないのか、この単細胞!」

そうですね、僕等の絆を今更口に出す必要なんて僕ったらなんて馬鹿だったんだろうか!

「……脱げ、」

千秋様の言葉は一回で従わないと拳が降ってくるので急がなければならない。

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