《MUMEI》

菜摘の後押しのお陰で──

今ウチは新木と図書室に来とるんやけど‥

図書委員も司書の先生もいーひんくて2人きりになってもうてる。

「ぁ、ここだ──」

新木は慣れた感じで本棚から何冊かお菓子作りの本を引っ張り出して机に並べた。

「作るの、チョコチップのクッキーだったよな‥?」

「うん‥、ぁ‥」

図書室は喋ったらアカンのやったっけ‥。

「大丈夫、誰もいないから」

「ぇ、せやけど‥」

「いいだろ?」

「‥‥‥‥う、ん‥」

否定は出来ひんかった。

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