《MUMEI》

廊下を歩きながら‥僕はひたすら考えていました。

何故僕はこうなってしまったのでしょう‥。

今までは報酬を頂けていれば満ち足りていた筈なのですが‥、僕はどうやらそれだけでは満たされなくなってきてしまっているようなのです。

心が──。

僕の心を満たすもの‥それは物では無く──恐らくは‥愛‥。

ですがそれは簡単に得られるものではありません。

ですが僕は、あの御方──アンリ様を‥

「───────」

好きになってしまったようです──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫