《MUMEI》 飲み会エリ「遅いぞ、優斗」 俺「もう、飲んでんの?」「気が早いね」 アキラ「ほら、優斗も早く飲めよ」 俺「はいはい、飲みますよ」 アキラさん家に招かれた エリと同棲しだした、新居に エリ「スーツ似合うじゃん」 アキラ「いっちょまえになったなぁ」 大学を卒業して、無事、就職も出来た 俺「まだ研修中ですよ、からかわないで下さい」 エリ「ネクタイ緩める姿がかっこいいわよ」 俺「…」 おちょくってんな、こいつ… 俺「で、今日は何の飲み会ですか?」 「引っ越し手伝ったときにも飲んだじゃないっすか」 アキラ「どうせ、優斗、暇だろ」 エリ「女も居ないんだから付き合いなさいよ」 アキラ「もうすぐ女も、来るぜ」 ニヤニヤしながら、アキラさんが言った インターホンが鳴った アキラ「来たな!」 エリが迎えに出た 茜「こんばんわ」 茜さん! 何年ぶりかな… 懐かしく感じた 結婚して、おめでただって アキラ「旦那、歳なのに頑張ったねぇ」 茜「まだ40代だもの、大丈夫よ」 エリ「茜さん、幸せそう」 茜「エリも同棲してるんでしょ、結婚は?」 エリ「一応、前提で、両親にも、会ってもらったよ」 アキラ「優斗だけ、不幸のままだ、茜のせいだよ」 俺「不幸って言うな!」 茜「…あら、そうなの」 この人達は、俺を笑い者にして楽しむ癖がある… プチ苛つく 茜「こんな、身体じゃなきゃ、1回ぐらい、シテあげてもいいんだけどね」 大きくなったお腹を見せながら、茜さんが言った また、からかってんな、 久々に会ってコレかぁ アキラ「茜はお茶な」 茜「一杯だけ、飲むわ」 みんなで乾杯した それなりに楽しかった 茜さんをタクシーに乗せ 見送った後 俺は、逃げるように帰った まだ、飲み足りない、アキラさんを振り切り 泊まってけって、言われたけど… あの人達、隣の部屋で始めだすから… こっちの身にもなれっていうんだ…まったく… はぁ…俺だけ、何にも変わってないなぁ 今は仕事覚えなきゃな… 次へ |
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