《MUMEI》

「オレが口をはさむ事じゃない…。


…このまま運命に身を委ねるなら、そのノートをオレに返せばいいだけのことだ…。


…そうすれば、そんな悩みも、きれいサッパリ忘れられる……。


…だが、お前が出来杉を説得した言葉を借りるなら――…」



リュークは一旦間をおき、言葉をためる。



「自らの力で運命を切り開きたいのなら…


…ペンを取って、そのノートを開け。……ということだ…。」



死神は、こうして私の背中を押したのよ――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫