《MUMEI》

――…私の心に悪魔が忍びこんでくる…



「このノートに名前を書くだけでいいの…?」


「そうだ…。試してみるか…?」



私は、恐る恐るペンを取る……。



そしてテレビに映る芸能リポーターの姿を見つめた…。



画面の隅に、リポーターの名前が映し出されている…。



私はゆっくりと黒いノートを開き…


その名前を書き記した…。



すると、私が見つめるテレビ画面の中で――…



『――…ぐぁ!……あががッ!』



芸能リポーターは、呆気なく息を引きとった…。

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