《MUMEI》

午後になって‥

ウチらは前半の人らと交替した。

買いに来たお客さんにクッキーの包みを渡したりするだけなんやけど‥

結構大変やったりする。

思てたより評判ええみたいで──

用意しとった50袋は完売した。

「──お疲れ様」

「‥ぁ、うん‥新木も」

「楽しかったね」

「うん、楽しかった」

文化祭を楽しいて思たんは久し振りかも知れん。

大変やったりしたけどその分──

同じ位楽しかった。

こいつと一緒やったからかな──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫