《MUMEI》

「ぁ‥ごめん、変な事言って‥」

「ううん、ウチも伸ばしたいなぁて思とるんやけどな、ずっと短くしとったから‥」

「そっか──」

新木は納得したみたいに呟いて空を見上げた。

「3年になったらさ──」

「3年‥?」

「ぁ、‥ほら、その頃には僕達どうしてるだろうって──」

「うーん‥‥色々忙しいやろなぁ」

「‥そう、だよね‥」

「どないしたん?」

「ぃゃ、‥何も。訊いてみたかっただけ」

「そか‥」

ウチも進路とか‥

考えとかなアカンな──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫