《MUMEI》

「離れろ!気持ち悪い!」


「しょうがねぇな。」


アラムルは、セツから腕を外した。


「なぁセツ、人間だった頃のこと教えろよ。」


「なんで?」


「セツが始めて地獄界に来たとき、俺様が面倒をみてやった。

でも、なんで人間が地獄界に来たんだ?地獄なら分かるけどな…。

どうして、罰神になったんだ?もういい加減話したっていいんじゃないのか?」


「そうか、もう話しても言い頃合いなのかもしれないな。

どうせ過去のことだ。」

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