《MUMEI》

セツは顔を赤くしながら言った。


「えぇ!セツ冷たい!」


「く、来るなよ…。」


俺は
恥ずかしかった…
家族に見られるより
しろもに
見られるのが
一番恥ずかしい…


「分かった。」


しろもは、ちょっと残念そうな顔をした。


「でも試合には勝ってね!」


しろもは微笑しながら言った。


「あ、あぁ。」

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