《MUMEI》

「耳元で叫ばなければ良いんだね。」


ヤユはセツの枕の隣に置いてある、クッションを手に取り寝ているセツを叩き始めた。


「起きてよお兄ちゃん!」


ヤユはセツを
クッションで叩く


全然痛くないが、
うっとうしい…


「分かった…。起きるよ…。」


「うん!」


ヤユはセツを叩くのを止めた。


セツは起き上がった。

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