《MUMEI》 「これ貰って」 キィが私にくれたのは、指輪だった シンプルな指輪の内側には私の名前とキィの名前が掘ってあった 「ありがと、キィ」 キィはニコリと笑った後ちょっとまってて、と言って部屋から出て行った 私は指輪を眺めていたのだが、声が聞こえてきたので、部屋を出て見てみると… 「ねーちゃんありがとーねーちゃんの言う通りにして良かったよ」 と言って抱き着いていた… ムカッ(怒) 戻ってきたら文句言ってやるんだから! 「ゆう?」 「キィ!」 私は文句を言う気満々だったのだけど… 「ゆう、それ婚約指輪だから大事にしてな?」 「え…(///)」 私はまたも、流された…。 前へ |次へ |
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