《MUMEI》

一体何が起きたというのか?

貴士はそれを確かめようと、恐る恐る目を開けた。


「あ、あれ…?」


しかし、さっきまであったはずの廃墟は消えていた。

「ここは俺の部屋…か?」

まだボーっとする頭を起こし、確認するように辺りを見回す。


やはり自分の部屋だ。


「はぁ…。またか…。」


貴士は一気に安堵すると同時に、まだバクバクしている心臓の鼓動に気付き、苦笑した。

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