《MUMEI》

「心配だなセツ、俺が山原に頼んでやろうか?」


「余計なお世話だ!それより廼佳帰るぞ。」


セツは立ち上がった。


「あぁ。」


廼佳も立ち上がった。


「あっ先輩待ってください!」


後輩に呼び止められ、セツと廼佳は振り返った。


「なんだ1年?」


そこには何か袋を持った1年全員が集まっていた。

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