《MUMEI》

「あぁ…ありがと。」


この色のせいで
正直あんまり
嬉しくなかった…


でも
キーホルダーは
嬉しかった


セツは無意識でずっと、キーホルダーを見つめていた。


しろもはセツの顔を、嬉しそうな顔で見つめていた。


「ねぇセツ。」


「あっ何だ?」


「明日絶対勝ってね!」


「あぁ、任せろ。」

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