《MUMEI》

リビング


「ママ、これ油に入れていいの?」


ヤユは指でつまむように肉を持っていた。


「うん、ゆっくり入れてね。じゃないと油が跳ねるから。」


「はぁい!」


ヤユは、パン粉のついた肉を油の中に入れた。



母さんはキャベツは慣れた手つきで、千切りにしていった。


2人はセツのために、カツを作っている。


ヤユは手が開くと、味噌汁を作り始めた。

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