《MUMEI》
ヤユの見送り
セツは履き慣れている靴を履いた。


スパイクは忘れずに、バックの中に入っている。


「そんじゃ行きますか。」


廼佳は玄関から出掛かった。


「おう。」


すると、ヤユが勢いよく階段を降りてきた。


パジャマ姿で、セツが誕生日にあげたクマのぬいぐるみを持っている。


「おぅ、ヤユちゃん、おはよー。」


「おはよ、廼佳君。お兄ちゃん!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫