《MUMEI》





猪狩は、


高校生離れしたいいガタイをしている。


シュートも速く、


ディフェンスも上手く、


何よりも突破力が凄かった。


しかし、


完璧な選手などいない。


シュートに行きたがる、


パスが苦手、


というウィークポイントに加え、


直線的なスピードに乏しい、


つまり、


足が遅いという弱点があった。


その為、


速攻は苦手な猪狩だったが、


瞬間的なスピードでは光る物があった。


その瞬間が、


猪狩の突破力を作り出していた。







「45オッケー!!」


「サイドオッケー!!」


峰田のロングシュートを警戒し始めた猪狩チーム。


千葉と阿久津、未來の3人が右に対する警戒を強める。

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