《MUMEI》 「…ご協力、ありがとうございました」 泣き崩れる私に頭を下げて、警部さんは部屋を出て行きました。 「あ、ああの、…失礼しました」 警部さんの後ろでただオロオロしていた警官も、それだけ言って出ていきました。 そうして 櫻がどこに行ったのか 昭人様が誰にどうやって殺されたのか 何もわからないまま 時は過ぎていきました。 …私はそれから別のお屋敷で働き 年をとり 一人で、死んでいきました。 第一部 完結 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |