《MUMEI》
殺風景
麻美「上がって」

ワンルームマンションだった
部屋にはベットとテレビしか無く
生活感がまったく感じない部屋だった

麻美「…」

俺「…」

話しだす、きっかけが掴めなかった

麻美「変な部屋でしょ…」
俺「麻美、ここで暮らしてるの?」

麻美「うん」

俺「お袋さんは?」

麻美「…会ってない…」

俺「…」

麻美「何から、話していいかわからないから、」
「今の事から話すね…」

俺「うん」

麻美「この部屋はね、男の人が借りてる部屋なの…」
俺「!」

麻美「…愛人みたいなものかな…私は…」

俺「…」

麻美「軽蔑した?」

俺「いや、それより、何で俺を避けるのかが知りたい…」

麻美「…」

俺「電話番号変えたときも、引っ越したときも、」
「何で、何も言わずに…」
麻美「優斗と居ると…甘えちゃうから…」

俺「いけないことなの? それって…」

麻美「…」

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