《MUMEI》

「ヒッ…ゔぅ…くぅ…
な…んで?優しく、ぅ…すんの?…」
俺は鳴咽まじりに聞いた


「わかんない…でも、君が泣くと…ここが苦しくなるんだ」
透さんはちょっと困った顔をして胸を指さした。



透さんは優しすぎるんだよ…俺なんか、身体売って汚いのにさ

綺麗すぎんだよ…。



「そうだ、君家どこ?」
透さんは聞くけど、俺には家なんかないし…

「マンガ喫茶…」
俺は素直に答えた

ほかに行くとこもないから。

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