《MUMEI》
選択
毎週、麻美とデートしてた
映画行ったり、カラオケしたり
それは、それで楽しい時間だった

麻美…返事くれない…

急ぐつもりはないんだけど…
不安も募る…

電話でエリに、麻美を見つけた事を話したら

エリ『マジ!…で、どうなったの?』

後ろでアキラさんが『ほんとかよぉ、どうなったか聞けエリ!』

声が聞こえた

こいつら、楽しんでやがる…

俺は、『結果でるまで、連絡しないから、じゃあね』
と、電話を切った

たまにメールが来る

前は『早く結果教えろ』
だったけど

最近は
『優斗、生きてるか?』
とか
『女は、沢山いるぞ!』
とか…

まぁ、上手く行くとは、誰も、思ってないんだろうなぁ…

ちくしょう…
俺だって… 

そんなとき
会社から、異例の人事があった

同期の奴が5月病?で
会社を辞めたらしい

俺は、システムセンターに移動になった

サーバーの構築やメンテナンスをする部門だ

今のマンションからだと
通勤1時間40分はかかる…
引っ越し費用は会社が出してくれるけど…

今よりは、やりがいある、部所だけど…

選択を強いられた

まいったなぁ…

返事は1週間以内にか…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫