《MUMEI》

「離せ!絶交!絶交されたくなかったら…ヒャアッツ!やだ、ン〜〜!!」




「ウッサイ!たまには言う事聞け!つか惇、この前産婦人科付き合ってやった借りがあるだろ!い〜から暴れんな!大人しくしろ!!」



「う゛〜……くそ〜…借りあったんだ〜…」




惇はぴたりと諦めて大人しくなった。



俺は惇の耳に息吹かけ攻撃と羽交い締めを解き、はっはっはっとわざとらしい笑いと共に再び立ち上がった。




惇は…ぐったりとしながら俺を、冷ややかに見上げていた。








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