《MUMEI》

 



あっという間に
放課後になった。
考え事してると
早いんだね、1日。


屋上行かなきゃ。
大倉待たせてたら
悪いよね…?


少しすると
走って大倉が来た。

「ごめん…(汗)
ハァ…、ハァ…待った!?」

「大丈夫。
っていうかそんなに
急がなくても(汗)

ぁ、約束
守ってくれたんだね。」


「ま…あな。

それで、なんかあった?」


「…お願い!!


私たちに
協力してほしいの!!」

「え?

もう協力なら…「違うの」


「?」

「瑠璃子のとは別で…

まあ、似てるけど…


同じクラスの
阿久津が、

アンタのこと好きなの。」


ふぅ…。
私は一回ため息をついた。

「阿久津と私たちは、
まあ、ちょっと
関係があって…

私たちが学校を
変えるっていうのが
校長にもれるの。

それで…阿久津を
説得してほしくて…」


「分かった。」


「え…?」


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