《MUMEI》

「…リューク…………。」


ドラミは膝まづいたまま、其所に居るであろう、見えない敵を呪った――…。



しずかの心を言葉巧みに誘導し、のび太に対する殺意を煽ったばかりか――…


遂にデスノートに二人の名を記させ、しずかをキラとして覚醒させた――…。


その張本人が、其所で不敵に笑っていることは、容易に想像できる…。



しかし、その見えない敵は直接手を汚すことなく、キラとドラミの駆け引きを高見の見物と洒落こんでいるだけだった。



「…アナタがデスノートなんかを、この世にもたらしたから…!


…こんなにも多くの人が死んでいったのよ…!」


見えない敵を罵るドラミ――…。

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