《MUMEI》 コンコン… 「誰…?」 「私だよ。」 瑠璃か… 「入っていいよ。」 「どうしたの? 瑠璃子ちゃんと なんかあった…?」 「別に…」 「なら良いんだけど… 瑠璃子ちゃんも、私も 心配してるんだよ。」 「ありがと…。」 「話してみなよ…」 こういうところは お姉ちゃんって感じする。 「今日、大倉に直接 頼んでみた。 普通に納得してくれた。」 「良かったね。」 「でも… そのかわり 瑠璃子のこと… 教えてって言われた。」 ごめんね、大倉。 私、早速 約束破っちゃったよ。 でも瑠璃なら 大丈夫だよ、絶対。 「…。」 「瑠璃子のこと、 好きなんだって。」 「…それで…?」 「それで、 なんか心に 響いたというか… 瑠璃子のことが 気になって仕方なくて、 本当は大倉に私のこと 見てほしいのかなって…」 「璃子ちゃん、 そういうの、 恋っていうんだよ。」 「恋?」 「そう。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |