《MUMEI》 今、僕はとても幸せな気分です。 アンリ様に、告白を出来た事。 アンリ様が、僕を認めて下さった事──。 本当に嬉しいです。 「有り難うございます──」 微笑を浮かべて僕が言うと、アンリ様は微笑み返して下さいました。 「ねぇ、リュート」 「──はい、何でしょうか」 「私ね、ずっと寂しかったの。でも、貴方が来てくれて──寂しくなくなった。それに、楽しいの」 「楽しい‥ですか?」 「うん。一緒にお話ししたり、お庭を歩いたり──」 「アンリ様‥」 「リュート‥?」 「有り難うございます」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |