《MUMEI》 グラスの御水を少し御飲みになってから、再びアンリ様は続けます。 「それでね、他にもオーナメントを飾り付けたりして──」 「それは本当に楽しくなりそうですね」 「うんっ」 アンリ様──そして僕にとっても初めての、ハロウィンという御祭。 今から楽しみです。 「あの、厚かましいのですが──」 「ん‥?」 「飾り付けやランタン作りは──僕がやらせて頂いても宜しいですか」 「リュートが?」 「はい、‥アンリ様が宜しければ」 「いいよ、勿論」 「──有り難うございます」 「ぁ‥、ちょっと待ってね」 「アンリ様‥?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |