《MUMEI》
孝史と悠也
「孝史、俺やっちまったよ。元人妻と」
「えっ?バツイチ?ふーん。んで、どーよ?」
「うん、ケッコー、やばかった。なかなか貪欲だね」
「へえ〜、悠也もなかなかやるねぇ〜」
「亜紀ちゃんは、どんな感じ?」
「あれは、めちゃめちゃビッチだからさ。最高にイイさ」
「また、ヤリたくなる?」
「亜紀はなー、遊びって割り切ってるつもりがなんかハマるんだよな。やっぱ彼女と出来ないプレイとか試せるし、サバサバしてるからさぁ。俺にはあんな女が合ってるのかもな」
「へえー、そうなんだ」
「悠也は、どうなのよ?亜紀の友達付き合っちゃうの〜?」
「うーん、なんか微妙かな。一回じゃわかんないし」
「だよなー。もう一回やっちゃえば?」
「う〜ん、どうしようかな〜」
「三回位試さないとホントの良さがわからんというではないか」
「お前何者?その喋り方。あの貪欲さがハマりそうな飽きそうな・・・なんだよな」
「成る程ね〜。大人ねぇ、悠也ちゃん」
「うるせっつーの」
「お前、まだ綾ちゃんと喧嘩中なの?」
「そうさ、あいつも気強いからあれからメールも電話もなし。もうかれこれ一ヶ月かな」
「だめじゃん、それ終わったな」
「やっぱ、だめなのかな・・・」
綾は、俺の彼女だ。めちゃめちゃ可愛くて、ちょっと子猫ちゃんタイプ。ライバルを蹴散らして、ようやく落としてラブラブ状態が約半年。
ちょっと魔が差して浮気したところ、なんとその浮気相手が綾の友達だったからさあ、大変!おもいっきりビンタされて、かれこれ一ヶ月絶縁状態なのだ。
ほんとうに大事で可愛い俺の自慢の女だったのに。
でも男だからさ、やはり誘惑されたらついついヤッちゃうもんだ。
大事なモンなくしちゃったようで、俺の心の中はぽっかり穴があいている。
綾と比べたら、どの女もみんな霞んでしまう。
綾・・・。俺らホントにこのまま別れちゃうのか?
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