《MUMEI》 廼佳は弁当をバックに戻すと、セツに向かって微笑んだ。 「この雨で試合は中心って分かっただろ、一緒に食ってやれろ。」 「だったら廼佳も一緒にどうだ?」 廼佳は呆れた顔をしてセツを見た。 「お前は馬鹿か、俺がいたら邪魔だろ。さっさと帰るぞ。」 「あ、あぁ…。」 セツはバックについている、しろもからのキーボードを外し、バックの中にしまった。 雨に濡れて ダメにならないように セツと廼佳は雨の中走り出した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |