《MUMEI》

『うん!ねぇお母さん、良いよね?』


『もちろん。』


母さんは優しく微笑んだ。


『じゃあ私、これから明日のお弁当の材料買ってきますね、他に買いたいものもありますし。』


『良いのよ、しろもちゃん、お弁当の材料は私が買ってくるから。』


『でも、そんな悪いです。材料ぐらいは自分で。』


『悪いなんてことはないのよ、セツのためにお弁当を作ってくれるだから、材料ぐらいは私たちが用意するわよ。』


『そうだよ、しろもお姉ちゃん!甘えちゃって!』

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