《MUMEI》 山路の姿を、遠くから眺めていた人影があった。 大和国の都の者であった。彼の者は…足早に去り、都へと戻った。 一方〜真名野長者の屋敷では、般若姫と山路の祝言が執り行われていた。 幸せ一杯の二人に〜皆、祝いの言葉を贈った。 そして〜一年後、般若姫は…お腹の中に、新しい命を授かった。 前へ |次へ |
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