《MUMEI》

「血だー血だぁ!!温かい温かい!」


男の目は狂っていた


父さんを刺した男は、色んな所を斬り開き体の中に手を突っ込んでいった。


男はニヤリと微笑み、傷口から手を中に入れたり出したりした。


「温かい温かい!!」


男は父さんの体から、内臓などを引っ張り出し、舐め回すように見た。


しろもは目を逸らし、ヤユの目を手で隠した。


「パパ…」


しろもの手の間から、ヤユの涙が溢れ流れた。

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