《MUMEI》

 



「あの…」
「ちょっと来てくれる?」



「ぅ、ハイィ…。」

「大倉クン、
ちょっと瑠璃子ちゃん、
借りるね〜♪」

「ぇ、っておい!!」

私は阿久津サンに
拉致られた。

「フフフ…ッ」

恐いです…


「学校改築は
随分進んでるみたいよ。



もう、諦めれば?」

「誰が諦めるか!!」


「やる気はあるんだ」
「…っていうか、
阿久津サンは
学校変わっても
いいんだ。」


「お母さんの
考えだからね☆」

「ホントに
それでいいの?」

「何が…」

「絶対そんなことない!!」


「「へ!?」」


 

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