《MUMEI》
麻美の過去
麻美が身体を起こした

俺達は、ベットの上に座り、向かい合った

麻美の裸の胸に、思わず目が行く

麻美「私が、乱暴されたの知ってるよね」

俺「高校の頃でしょ…」

麻美「うん…初めてじゃなかったんだ…」

俺「…」

麻美「嫌われる覚悟で話すね…」

俺「…」

麻美「中3のときにね、」「…」
「援助交際したの…」
「それが、初めてだったんだ…」

俺「なんとなく、気付いてたけど…夏休みだろ…」

麻美「…気付いてたの!」
俺「うん、確信はなかったけど…」

麻美「なんで!」

俺「俺も、嫌われる覚悟で話さなきゃな…」

麻美「…」

俺「麻美の日記…見ちゃったんだ…」
「麻美、急に態度とかかわったし、見ちゃいけないって思ったけど…」
「…ごめん…」

麻美「…」

俺「…」

麻美「そっかぁ…知ってたんだ…」

俺「…」

麻美「後ね、先輩達に酔わされて…の前にね…」
「2回、援助してるんだ…」

俺「…噂は聞いたよ…」
「エリと一緒にしてたって」

麻美「…!!」

俺「…」

麻美「私で、いいの?」
「こんなに、汚れてるんだよ…」

俺「何度も言わせるな!」「俺は麻美がいいの!」
「そりゃ…気になる事だって、いっぱい有るし…」
「…めちゃ、嫉妬してるのも、事実だよ…」
「過去の事だって…頭ではわかってるけど…」
「でも…麻美じゃなきゃ、ダメなんだ…」
「誰と付き合っても…頭の中に、必ず麻美が居るんだ」

麻美「…うん…」

俺「また、泣くぅ…」

麻美「だってぇ」

俺「麻美ぃ」

麻美「しなきゃよかった…処女だったら、優斗に素直になれたのにぃ…」

俺「麻美」

麻美を抱きよせた

俺「頼むから泣かないで」
麻美「…うん…」

麻美が甘えたように、俺の手を握ってきた

俺達は、指を絡ませながらキスをした

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