《MUMEI》
無言
俺「ごめん、麻美」

麻美の前に行き、麻美を見た

麻美が顔を横に向けた

目を合わしてくれない

俺「…イライラしちゃって…」

麻美の顔をのぞく

麻美、反対側を向く

俺「麻美ぃ…」

また、麻美の顔をのぞく

麻美「…」

「ドン!!」
俺を突き飛ばした

俺「麻美ぃ…」

気まずい空気の中

俺たちは、座ったまま
何も話さなかった

テレビの音だけが、部屋に響いていた

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