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《MUMEI》 決着麻美がハンズフリーにして電話に出た 坂田『麻美、もう一度考えてくれよ』 麻美『何を？』 坂田『彼氏を作るなって言ってるんじゃないんだ、月に、何回か会ってくれればいいんだ』 麻美『会って、どうするの？』 坂田『わかるだろ』 麻美『わからない、私は、もう、用ないから』 坂田『…』 麻美『昔は、それなりに、好きだったかもしれない…けど、今は、過去の人なの』 坂田『ふん！金のめどが着いたら、はい、さよならか！』 『そんな、女なのか、お前は』 麻美『勘違いしないで』 『母の店の件も、母の入院費も、感謝したよ』 坂田『だったら…』 麻美『お金で、私を買うの？』 坂田『…そういうつもりじゃ…』 麻美『昔は、そんな人じゃなかったよね…』 坂田『彼氏に言うぞ！』 麻美『何を？』 坂田『お前が俺と、どんな事したか、全部話してやる！』 『彼氏、失うぞ！いいのか！！』 麻美『…どうぞ、ご自由に…』 坂田『調べれば、直ぐ解るんだからな！』 麻美『…情けない人になっちゃったんだね…』 坂田『なんだと！！』 『なら、探して、彼氏に全部話してやる！』 『お前が、どんだけ、淫乱な女なのか！！』 麻美『たいした事してないじゃない』 坂田『彼氏がどんな顔するか、楽しみだよ』 麻美『私の中に射精したこと？、お尻に入れた事？』『バイブ使った事？』 坂田『全部だ！全部バラしてやる！！』 俺『もう、聞いてるよ』 坂田『なっ！居るのか！』 俺『失った女を、引き止める手段にしては、幼稚だよ…もう、諦めなよ、みっともないよ、いい歳して』 坂田『…』 麻美『もう、話す事ないから、じゃあ』 しばらく待って、電話を切った麻美 麻美「これで、ダメなら、奥さんに、全部話してやる！」 麻美が切れた電話に向かって言った 前へ |次へ |
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