《MUMEI》

『そなたは…私に何用か?私は平民となった身なるぞ。』
山路は勅使に尋ねた。


『はい、実は〜兄皇子、敏達(びんたつ)天皇様が御崩御なされました。』


『なんと…兄皇子が?』


『はい、それで〜弟皇子で在らせられます、橘豊日命様に〜至急お戻り頂き、次期天皇をお継ぎ下さいます様、下向した次第に御座います。』
そう言って勅使は、頭を深々と下げた。


☆敏達天皇〜飛鳥歴〜第30代天皇。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫