《MUMEI》
ダメ出し
「いっ…」

「いい加減にしなさい! あんた達!!

どっちの言い分も却下よ!

ふざけんなよ! このガキ共!!」

「果穂、キャラ変わってるよ」

「だって、大志!」

「…君達」


!!


双子を見た大志さんは、笑顔だったが。


「「た、大志さん?」」


双子が怯えるほど


(怖い)


俺が固まるほど、大志さんの目は


笑っていなかった。


「厳君」

「ハッ!」

「軍隊じゃないんだから」

「すみません」

「君が日本語こんなに理解できなかったなんて…残念だよ」

「すみません!」

「今回はいいけど…次は無いよ」

「イエッサー!」


(だから、何故軍隊?)


疑問に思いながらも


はっきりした上下関係と


(何というか…)


格の違いに、納得?する部分もあった。


「うん、いい返事だ」


大志さんは、背伸びをして厳の頭を撫でると


「さて…」


頼に近付いた。


「何ですか?」


頼は怯む様子はなく、落ち着いていたが


「君が好きなのは、本当に田中君?

田中君と同じ

青い瞳の女の子じゃなくて?」


大志さんの言葉に、顔色を変えた。

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