《MUMEI》

「……は、……ん…」

彼の汗がポタリと俺の頬を濡らす。


しがみつく背中は汗玉だらけ



水分を含んだ指先が世話しなくそこをまさぐっては爪を立てる。




止まらなく求めあって




激しいキスをかわし





愛してると何度も伝えあう






この熱い肌は




もう手放せない






絡み合う指先




混じり合う熱い息





軋み悲鳴をあげ続けるベッドの上で俺達は同時に呼吸を止めて




脱力した後、再びきつく抱きあった。

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