《MUMEI》

…そうだ先輩!!



はっとして、立ち上がる。



そうだ、先輩に謝らなくちゃ。



…怪我させちゃったんだもん。


先輩は、何も悪くないのに…



もう、6限目も終わってしまった。


私は、大きく深呼吸をすると、
校舎に向かって歩き出した。

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