《MUMEI》

レンタカーを返した足で
エリ達との待ち合わせしてる店に行った

エリ「久しぶりだね」

麻美「…うん…」
麻美、照れ臭いのか、俺の後ろに隠れ気味だった

アキラさんがニヤニヤしながら
アキラ「優斗、紹介しろよ」

俺「アキラさん、エリの彼氏、強面だけど、いい人だよ、かなりスケベな人だけど害はないから」

アキラ「おい、優斗、もっとまともに紹介しろよ」

エリ「ぷぷっ、あたってる」

俺「俺の彼女のマミです」
麻美「初めまして」

アキラ「かたっくるしいのは無しな、よろしく!」

俺達4人は、ビールで乾杯した
 
 
麻美とエリは、話したい事がたくさんあったみたいで、話が止まらない

俺はアキラさんと、話してた

楽しい時間はあっという間だった

アキラ「優斗、何眠くなってんだよ」

俺「昨日あんまり、寝てないんですよ」

エリ「何してたのかなぁ」にやけながらエリが言った
俺「麻美のお母さんに会いに行ってたんだ」

エリ「?」

俺「来週から、一緒に暮らすんだ、俺達」

エリ「!ホント?」

麻美「うん、ホントだょ」
アキラ「優斗、お前スゲーなぁ、こんなに行動力あったっけ?」

俺「自分でも、おどろいてる」

エリ「麻美、よかったね」
麻美「うん」

エリ「よかった…」
エリが涙を流した

麻美「…エリ」

アキラ「エリ、心配してたみたいでさ…」
「優斗が麻美ちゃんを駅で見たって言い出したとき、優斗の気がふれたんじゃないかって…」

エリ「だって、そんな偶然なんて…」

麻美「うん…凄い偶然だけど…、優斗が東京に居るから来たってのもあるの」

「優斗の就職先、知ってたから… もしかしたら、なんて思ってたけど、ホントに会えるとは、思ってなかった…」

俺「研修中しか、本社行かないけどね…スゲー偶然だ…」

アキラ「人の縁ってさ、不思議な物でね、求めれば、かなうときってあるんだよ」
「求め合えば、それが絆になって、より強い物になるんだ」
「2人がホントの絆をつくれるかどうかは、これからだよ」

麻美「はい」

俺「アキラさんがまともな事言ったぁ」

アキラ「バカ野郎、からかうな、俺がエリとこうなったのだってなぁ…」

エリ「ストーカーだったじゃん、アキラ」

大爆笑だった

幸せいっぱいの時間だった

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