《MUMEI》

「おやおや、反抗期かな?」


男は右腕を左手で抑えながら呟いた。


しかし、その顔は楽しそうだった。



しろもはリビングに入ると、しゃがんで包丁を右手に掴んだ。


立ち上がろうとした瞬間、何か固い物に頭を殴られしろもは吹っ飛んだ。


「ッ!!」


しろも頭から血を流しながらも、立ち上がった。


しかし、フラフラしてしまい、その場に座り込んだ。

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