《MUMEI》

「さっきは良くもやってくれたな。」


父さんを殺した男は、大きい皿を片手に持ちながら言った。


しろもは、今にも意識が飛んでしまいそうな状態だった。


しろもは怪我をしてない、右手で殴られた頭に手を触れた瞬間、ベチョと嫌な感触がした。


右手を見ると、真っ赤に血がついていた。


母さんを殺した男は、両腕をしろもに向かって伸ばしながら近づいた。


「現実(リアル)、現実(リアル)、フフフ!フフフ!」

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