《MUMEI》

数日前。


『せせせせ先生! 先生、先生!』

『ウッセーよ、山田』


事務所に駆け込んできた山田を俺は睨みつけた。


山田は年上の割に落ち着き無い。


すぐ騒ぐし、すぐ文句を言う。


毎回殴られるんだから、いい加減学習しろよな


そういうわけで


バキッ


とりあえず、一発殴って黙らせた。


『すごい依頼ですよ!』

『そんなに上玉か?』

『それもそうですが、あの桜の神隠し事件がとうとううちに回ってきたんです!!』

『… …

ハァ?』

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