《MUMEI》 『はい、次期天皇に成られるお方となれば〜勿論、田舎の長者屋敷の跡取りなどには致しませぬ。 急いで、都に戻られて〜天皇にお成り下さいませ。』 真名野長者は言った。 『真名野長者殿〜有り難きお言葉です。それと〜般若姫の事ですが…私は姫を愛しています。 都へと連れ帰りたく思っています。御許しを頂きたいのです。』 『はい、そう言って頂きますれば〜二人は伴侶の契りを交わした仲…たとえ親と言えども引き離したりは致しませぬ。』 橘豊日命様は、頷き〜般若姫と話をする為に、部屋を後にした。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |