《MUMEI》
止まらぬ涙
「あとはアラムルが知っている通り、お前にここのルールとかを教えて貰ったわけだ。」


「そう…だったのか。」


セツはポケットから、しろもから貰ったキーホルダーを出した。


キーホルダーは薄汚れていた。


しろも…


俺ずっと
お前のこと
好きだったんぞ



この思いを
伝えることが
出来なくて
凄く後悔してるよ


セツの涙がキーホルダーに落ちていった。

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